February 09, 2012

ミッション続きます。

こんにちは

今日はまた寒くなったー
昨晩はまたコペン乗り回して
また帰って作業

しかし、今、ミッションがラッシュです
HKSだけで 6機かな? その他にギア補修はギアだけでも
結構な数 その他のミッションも3機以上あるかな?

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ドライブギア研磨中です

このあと 手研磨で仕上げて 焼入れ

最近ですが、問い合わせが多くなったのが
今月のOPT2の質問ページの質問も
 DOGミッション系になりますが

最近はシーケンシャルとHパターンどっちがいいの?
という質問が多いです

シーケンシャル、IパターンもHパターンも中身は同じです
リンケージだけが違う感じ

これが 先日ばらしたIパターン

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溝がほってある円筒形の部分 これを回転させると
それに沿ってリンケージRODが動き 各ギアを操作させます
そして、これも同じ日にばらした
Hパターン

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HKSの場合 この部分をリンケージRODを介して手でいれるか
バレルで行うか、だけの違い

競技にふってしまっていて 町乗りをあまりしない場合は
Iパターン

町乗りするならHパターンが無難です
どうしてか?

簡単な説明になっちゃいますが

Iパターンはダウンもアップも順番にしか行えない為
DOGが噛み合う回数が多くなります

Hパターンならば例えば4速であっても
信号待ちなどでそのままニュートラルに
できて、また1速、、、

とできるので噛み合う回数が少なくてすみます

つまりDOGの摩耗スピードやトラブルを起こすリスクが
Iパターンのほうが数倍多いのです

また、オイル交換もIパターンはマメに行なってください
できれば、1クールに一回くらい

これは、ドッグなどの欠片や鉄粉がバレルの溝に噛み込むと
正確にシフトができずに、DOGの歯が中途半端に当たり
なめてしまう事があるからです

ヒューランドなどのようにある程度製品にマージンがある場合は
ここに ローラータイプのベアリング
を入れるようにして対策したりします
HKSであると結構大変(^^;

HKSのミッションで一般的?にウチで行なっている対策は
ひっかりそうな箇所を研磨修正して場合によっては盛って
しまい、硬度を上げてチト固くして
最後にショットをかけています とにかく
噛み込んでも、ひっかからないように そして挟まらないように
という感じ

以前はここにセパレートできるように 仕切りいれてみたりもしましたが 加工数が多くてあまりやりません(^^;

それでもやっぱ、、基本的にオイル交換はマメに、、
という感じです

((おまけ))
先週末。。。急に電話が
T○UST 番長(^^;

自分のFD用に Hパターンミッション買ったらしいのですが

((程度いいらしいのですが、どうなんですか?
           O/H直後らしいのですがー))
という事

(中開けないとわかんねーよ、エスパーじゃねーんだからっ)


((じゃあ、、、見てくださいって)) 急に、、、
忙しいのに。。。無理やり 銚子からやってきた

なんでも 程度がいいらしい?
どうですか?ってやっぱ外からじゃ、、、、

DOGは特に 載せて負荷かけて抜けちゃうかどうか?
というのが重要なので

載せる前に見てくださいって事で
仕方なく 急遽分解

やっぱ、、、、 3速 4速は、、、御臨終
1速もあとちょっと 

(ああああ、、、、中みないと解んないんだよ
  DOGは構造上 一回でも失敗でこうなる事があんだよ。。)

って現物で説明して、、、なるほど、、、といいながら
現物を目の前でみてがっかりする番長

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なめてるDOGを撮影(^^;
かわいそうだけど、、、こればっかはね、、、
これもO/Hでございます


19:26:57 | waruzo | | DISALLOWED (TrackBack) TrackBacks