August 08, 2008
アルミブロックのスリーブ
こんにちはー今日は机の周りが33度、、、エアコンがきかない、、です
先ほど、、フト、、工場の中を見回したら
シルビアだらけ!、
シルビア6台入ってます
なぜだか、車種が偏る事がたまにあります、3ヶ月前は
GTRだらけだったり、、不思議です
さて、シルビアのエンジンでやはり一番多いのがSR
SRといえば、、シリンダースリーブ??
そんな事もないですが、シリンダースリーブって結構
打っている人多いですよね
SRはアルミブロックなので、剛性&強度アップの為
スリーブを良く打つのですが
これがスリーブを打ったブロック
これにも種類があって
1段、2段、3段みたいな、、、
どういうことかたいうと、スリーブがブロックにひっかかる
ツバの数です、ひっかかる箇所が多ければ、単純に落ちないだろう
という感じです
もちろん、数が増えると、座らせる際にぴったり入るように
精度が要求されるため、お値段も3段飛びであがります(^^)
もうすぐ完成のS15は、最大ブーストを3K(4気圧)まで
耐えられるように、3段で打ってあります
これは結構丈夫!
7,8年前ですが、apという雑誌(現在はありません)にDRAG180SX製作 というのを連載していた車があるのですが
これです、
ランニングフォースというショップの社長が出資&ドライバーで
足回りも担当、
自分がエンジン周り&配線軽量化などを行った車ですが
諸事情で3回しか走行しませんでしたので
結果は10秒フラット近く、でしたが
200−400は3秒0秒台をマークしました(^^)
加圧3Kでは、ボディーがついて来なくて、結局ベストタイムが
でたのが、ブースト2Kの時、、
パワーだけでも、、ダメなんだな、、などなど、良い勉強になった車です
しかし、3K時の直後でも何度走ったあとでも、燃焼室はバッチリ
(^^)ノック一つでていないし、キレイにバルブも焼けてる
感じだった、当時、、なんだか一歩何かに近ずいたかな?、、
と思わせてくれたエンジンです
当時apの表紙にもなりました
この時、初めて製作してもらったのが3段スリーブ、
最初の2段スリーブはあっけなく落ちました、、、
いままで、色々なスリーブの壊れ方をみてきましたが
ほとんどが、セッティング側の責任、な事が多いです、
つまり、ノックやデトネーションで、ピストンを破損
それが引っかかり、スリーブが脱落という感じの物が多い!
スリーブの相手がアルミなので、すぐ破損します
非常にもったいない壊し方ですね
その原因を全てスリーブのせいにしてまうので、
何度もブローしてしまうわけです、
根本をなるべく早く見極める、広い視野を持つ、自分はですが
これって、チューニングでも結構大事な事だと思っています
安易な決め付けは結構危険、、、です
さて今回のスリーブは走行して落ち着いた感じのスリーブ
やはり、上面から0,1mmくらい落ちています
そうなんです、これがスリーブの欠点なんです
組んだ後走行すると、スリーブがアルミブロックに落ち着いてくるのですが、そうすると、上面にヘッドとスキマができます
当店ではまだ、ありませんがたまに、ガスケットが吹き抜けます
ですので、組むときにガスケットの種類や寸法になるべく気をつかっています、
うちで一番長く使用したスリーブでブースト1,7kくらいで11年目にあけたエンジン、スリーブはやはり沈んでましたがガスケットは
大丈夫でした(^^)
運なのか、良かったのか、まだちょっと微妙な判断ですが、、
アルミブロックの
シリンダースリーブ ホント、良い部品ですが、神経を使います、、、
さて、これからD&Sのオフィシャルの為仙台に行ってきます
ヤンはお盆休み(8連休!)でいないのでモトミが工場にいます
ので、工場は営業しております、(^^)
13:16:24 |
waruzo |
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